2017年7月27日木曜日

フィリピン イロイロで剣道始めました。


フィリピンの7月は雨期ということで、日本のように雨が降りますが、
少し雨の降り方が違います。

ほぼ毎日1日1回は雨が降りますが、短時間にドバッとスコールのような雨が降り、
雨が止むとカラッと晴れ、日本のように1日中どんよりした天気になることはありません。



さて、イロイロでの生活も8カ月が経とうとし、
こちらでの生活もだいぶとルーティン化し始め、半年を過ぎたころから少し退屈な日々を過ごしていました。

また職場外での現地の人たちとの交流が少なくなってきていたことから、
何か新しいことに挑戦し、職場以外でもっと現地の人たちと交流を増やしたいと少し前から考えていました。




そんな時に仕事で出会った方の娘さんがイロイロ市内で剣道を習っているとの情報を聞き、


イロイロで剣道???


と、今まで剣道は日本でもしたことはありませんでしたが、
フィリピンで日本の剣道を現地の人たちと習うのは面白そうだなと思い、
早速、仕事終わりにイロイロ市中心部にあるジム兼剣道場にお邪魔させてもらいました。


突然の訪問にも快く受け入れ、その日から練習に参加させていただきました。




自分自身カラダを動かすことやスポーツ競技が好きであったこともありましたが、
フィリピンでの生活でなかなか体を動かす機会がなく、もやもやしていた時期もあったので、久々に体を動かしたり、剣道の型を習ったりするのは新鮮で気持ちのいいものでした。



そこの剣道場は日本人はおらず、現地の方が教えているので、日本人は僕しかいません。


しかし日本のスポーツ競技ということもあり、
「竹刀、気合い、間合、面、胴、コテ」などの日本語が道場内で飛び交い、
返事をする時も「ハイ」というように、本格的な道場です。


しかし、少々おかしな日本語が飛び出すこともあります。


例えば、剣道を教えてくださる師範の方、いわゆる先生のことを練習生みながセンパイ(先輩)と呼んでいます。(剣道界ではこれが普通なんでしょうか??)
まぁしかしそこは現地流に習って、私も「ハイ、センパイ」と連呼し練習しました。




そこの剣道場には練習生が15名ほど通っているのですが、
そもそも剣道はフィリピンでは知る人がほとんどいない競技で、
ここに通う練習生の方が剣道を始めたキッカケは、
日本がもともと大好きで日本の文化や競技にもっと触れたい、
またフィリピンで「るろうに剣心」などの日本のアニメが人気でそれがきっかけで習いにきているという人がほとんどです。


ほとんどの方が日本の文化に詳しく、日本のアニメ大好きという状況で、道場に初めて訪れた日は日本人が来たということで質問攻めにあいました。
日本のアニメオタクのような人もいますw

こんなにも日本の文化が好きで、もっと日本を知りたいと思ってくれる人がイロイロにもいるというのは、日本人として本当に嬉しいことです。



また練習生は皆20代前後ということもあり、すぐに打ち解けることができ、練習後にみんなでご飯を食べて帰ったり、
休日に遊びに誘ってもらえたりと、新たな休日・余暇の過ごし方ができそうです。


残すところイロイロでの生活も2カ月になりますが、
残り2カ月この剣道場に通い続けようと思っています。


さすがに防具一式の購入は断らせていただきましたが、9月に大会もあるそうで、
運よく出場できればいいなぁと思っています。



ボランティアの活動の方は課題もありますが、
イロイロでの生活がより楽しくなってきました。




ボランティア活動や現地での生活を通して、
現地の人にもっと日本のことを知ってもらったり、好きになってもらうことが、
日本とフィリピンの友好関係をより強くしていくことに繋がっていくのかもしれません。
またそうであってほしいと感じています。